近年までは、世界における年間開催数が330大会前後であった「フューチャーズ」も、現在では500大会近く設置されるようになりました。ATPランキングは低いものの、未来のテニス界を担っていく可能性を秘めたプレイヤーたちにとっては、貴重なチャンスが増えたのです。

　とは言っても、欧米に比べると、日本国内での開催数は、まだかなり少ない、というのが現状です。そのため、日本の選手が世界レベルでの活躍を目指すには、費用と時間をかけ、国外へ遠征に出かけて、ATPポイントを貯めなければなりません。

　まだまだ海外の選手たちに比べ、日本の選手にとっては世界で活躍するための環境が整っていないこと、といえます。